研究課題
若手研究(B)
自己炎症性疾患であるTRAPSは周期的に炎症症状を繰り返すが、そのメカニズムはよく分かっていない。我々はヘパリンがinflammasomeの活性化を誘導し、IL-1βの産生を促進させ、結果としてTRAPSの炎症症状を増悪させる可能性を見出した。またヘパリン刺激による炎症の誘導には、ATPが間接的に作用している可能性が示唆された。TRAPSにおける炎症誘発には、ストレスや組織傷害によって放出されたATPが関与していると考えられた。