研究課題
若手研究(B)
我が国では、統合失調症患者の就労率は非常に低く、就労者でも収入が低い。本研究では、就労中の統合失調症患者で休職となった患者を対象に復職成功者と復職失敗者の差異を検討したところ、復職成功者では復職失敗者と比較して有意に認知機能が高く保たれており、陰性症状得点も低かった。認知機能障害のバイオロジカルマーカーの一つとして血中BDNF濃度が関連していることが明らかとなり、非定型抗精神病薬の単剤治療を行いさらに薬剤性認知機能障害の最小化が重要であると考えられた。
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