研究課題/領域番号 |
24791248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究 |
研究代表者 |
戸田 裕之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 助教 (00610677)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ニューロテンシン / 扁桃体 / 恐怖条件付けモデル / エピジェネティクス / 母子分離ストレス / エピジェネティック / 恐怖条件付け / 不安 / 恐怖記憶 / 消去 / 再固定 |
研究概要 |
出生後の発達段階のストレスはうつ病や不安障害のリスクを上げることが知られている。我々の研究では、母子分離ストレスを負荷したラットは、成獣後、恐怖条件付けモデルですくみ行動が増強しており、扁桃体のニューロテンシンレセプター1(NTSR1)の発現量が低下していた。NTSR1アンタゴニストを扁桃体内に局所注入すると恐怖条件付けモデルのすくみ行動が増加した。また、母子分離ストレスは扁桃体のNTSR1遺伝子のプロモーター領域のメチル化が亢進していた。以上の結果より、母子分離ストレスによって誘導された扁桃体のNTSR1遺伝子の変化が、成人期のうつ病や不安障害の発症脆弱性に関与している可能性が考えられた。
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