研究概要 |
大規模診療報酬データを用いて睡眠薬の長期使用の実態及びリスク因子を明らかにした。加入者約33万人の複数の健保団体の診療報酬データを利用した。2005年4月〜2008年3月の間に睡眠薬を初めて処方された患者3,981人の処方初月から12ヶ月間を観察期間とし、睡眠薬の処方継続のリスク因子を明らかとするために時間依存型Cox比例ハザードMayo updated モデルを用いた。対象患者は3,981人(M:2,382、F:1,599)平均年齢40.3±12.4歳であった。解析の結果、うつ病と不眠症を合併している患者において長期処方となるリスクが高いことが示唆された。
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