研究課題
若手研究(B)
上顎洞や蝶形骨洞内の液貯留は、溺水症例の死後CTでよく見かける所見である。統計学的検討の結果、溺水症例の方が液貯留を有している頻度が有意に高いことが示された。しかし液貯留を有している非溺水症例も多いため、液貯留を有していない場合に溺水を除外することは可能だが、液貯留を有していることで溺水と診断することは難しい。上顎洞や蝶形骨洞内貯留液のvolumeは溺水症例の方が有意に大きく、濃度は非溺水症例の方が有意に高かった。この情報は、溺水診断に役立つと思われる。また海水溺水と淡水溺水で同様の比較したところ、濃度に関しては海水溺水の方が有意に高かった。これは溺水場所の特定に役立つと思われる。
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Eur J Radiol
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