研究課題
若手研究(B)
放射線治療の線量分布検証には従来からフィルムが使用され、空間分解能が高い利点があるが、扱いの煩雑さ、フィルム濃度値から吸収線量への変換に伴う不確定要素も多い。本研究では新たに2次元平面検出器としてプラスティックシンチレーション光を利用した線量分布検証システムの構築を行った。シンチレーション光を検出するために、CCDカメラを利用した。光と線量の関係を知り、直線加速器からのビーム出力時の検出特性(繰り返し再現性および直線性)を調べ、電離箱線量計の検出能と比較した。通常の放射線治療では使用しないビーム出力を除き良好な一致を得た。強度変調放射線治療の線量分布検証を実施し、計算線量と良好な一致を得た。
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J Radiat Res
巻: 55 ページ: 191-199
J Radiat Res.
巻: 55 号: 1 ページ: 191-9
10.1093/jrr/rrt100