研究課題
若手研究(B)
本研究では、乳癌患者における慢性炎症因子Angptl2と乳癌進行度との関連性について検討した。遠隔転移した乳癌(Advanced)患者血清では、浸潤性乳管癌(IDC)患者、非浸潤性乳管癌(DCIS)患者と比較して、血清Angptl2値は有意に高値であった。また、ホルモンレセプター(エストロゲンレセプター、プロゲステロンレセプター)陰性乳癌患者においては、乳癌の核グレードが高い(悪性度が高い)ほど、血清Angptl2値が高値であることが明らかとなった。これらの結果より、乳癌患者における血清Angptl2値は、乳癌の悪性度指標の一つとなる可能性が示唆された。
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Int J Biol Markers
巻: (in press)
The International Journal of Biological Markers
巻: 印刷中 号: 3 ページ: 0-0
10.5301/jbm.5000080