研究概要 |
本研究ではエストロゲンレセプター陽性乳癌におけるマイクロRNAの発現を解析し、エストロゲンレセプター陽性乳癌のLuminal AとLuminal Bサブタイプの生物学的特性に関与するマイクロRNAとその標的遺伝子候補の機能の解析とバイオマーカー、治療への応用を検討することが目的であったが、Luminal Aサブタイプに優位に低発現であるマイクロRNA、miR-1290とその標的遺伝子候補であるNAT1,FOXA1,MAPT,BCL2を選出、さらに細胞実験により、NAT1がmiR-1290のターゲット遺伝子であること、免疫組織学的検討によりNAT1が乳癌の予後に関与しうることを見出した。
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