研究課題
若手研究(B)
鉄は生体にとって必要不可欠な栄養素であり、それは癌にとっても同様である。癌と鉄については以前から研究が行われており、様々な鉄の化合物を動物モデルに投与すると腎癌、悪性中皮腫などの悪性腫瘍が誘発される事が知られている。しかし、逆に鉄を除去(除鉄)する事は動物レベルで腫瘍の増殖抑制が認められた報告はあるが、一般的な治療としては確立されていない。我々は除鉄を行うと癌細胞の増殖が抑制されるが、代償的に血管新生が生じる事を発見した。さらにこの癌の防御機構を逆手に取り、除鉄で誘導した上に血管新生阻害薬を投与すると高い抗腫瘍効果が認められる事を明らかにした。
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Int J Cancer
巻: 132 ページ: 2705-2713
International Journal of Cancer
巻: 132 号: 11 ページ: 2705-2713
10.1002/ijc.27943
http://www.ges-okayama-u.com/index.html
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