研究概要 |
食道癌においてfibrinogenは予後不良因子の1つである. Fibrinogenの受容体であるインテグリンβ3 (CD61)陽性細胞は, EGF, bFGF含有無血清培地による培養において, sphere様細胞塊の形成により自己複製能が示された. CD61陽性細胞において, 走化能が高い傾向が示唆された. 一方, 食道扁平上皮癌細胞株であるTE10およびTE11を用いて抗癌剤(5FU)への長期曝露による癌幹細胞の純化を行った. miRNA Arrayを行った結果, 幹細胞活性に関係するmiRNA (miR-200ファミリーもしくはmiR-let7ファミリー)の発現変動が検出された.
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