研究課題
若手研究(B)
本研究は極めて致命率が高いとされてきた人工血管感染に対する再手術の成績向上を目的としたものである。生体吸収性ポリマーに薬剤を混ぜて徐放する技術を用いて、市販人工血管に薬剤徐放コーティーングを行い(有機溶媒を用いる方法とエレクトロスピニング法を用いる方法)抗生物質徐放感染抵抗性人工血管作成を行った。しかし強度とハンドリングの問題から、吻合に耐えうる性能が達成困難と結論した。一方、方針を換えリファンピシン含浸ゼラチンコーティーング人工血管の使用と、FDG-PET/CTによる早期診断が治療成績向上に有用であることを見出し、本疾患の集学的治療の構築に寄与した。
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Eur J Cardiothorac Surg
巻: 43(6) ページ: 1183-7
European journal of cardio-thoracic surgery
巻: 43(6) 号: 6 ページ: 1183-1187
10.1093/ejcts/ezs693