肺癌進行における骨形成性蛋白の役割の解明

• 研究課題/領域番号: 24791466
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 胸部外科学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 青木 雅也 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50624996)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: BMP-7と予後との関連 / BMP-7とリンパ節転移との関連 / BMP-7とpSmad1/5/8との予後との関連 / 国際学会報告 / 国内学会報告 / 英語論文 / 非小細胞肺癌 / 骨形成性蛋白 / BMP7 / リン酸化Smad

研究成果の概要

当科で行った非小細胞肺癌の根治切除例を対象としBMP-7の発現が予後や臨床因子に関連するかの検討を行ったところBMP-7の発現は腫瘍の進行に伴い高発現し予後と関連していることが明らかとなった。この結果は国内学会や国際学会で報告し現在英語論文へ投稿中である。また、BMP-7の下流分子であるリン酸化Smad1/5/8に関しても同様の検討を行ったところ臨床因子との関連性は認めないものの、BMP-7とリン酸化Smad1/5/8がともに高発現しているものはそれ以外のものと比べて有意に予後良好であることが明らかとなった。この結果は国内学会で報告した。

研究成果

• [雑誌論文] Lung abscess mimicking lung cancer developed around staples in a patient with permanent tracheostoma (2015)
  • 著者名/発表者名: Watanabe Y, Aoki M, Suzuki S, Umehara T, Harada A, Wakida K, Nagata T, Kariatsumari K, Nakamura Y, Sato M
  • 雑誌名: Gen Thorac Cardiovasc Surg 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] Pulmonary Metastasectomy 31 years after Surgery for Renal Cell Carcinoma (2015)
  • 著者名/発表者名: Watanabe Y, Harada A, Aoki M, Kamimura G, Wakida K, Nagata T, Yokomakura N, Kariatsumari K, Nakamura Y, Sato M
  • 雑誌名: The Annals of Thoracic Surgery 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] A case of non-tuberculous mycobacteria highly suspected as lung cancer invading the aortic arch (2015)
  • 著者名/発表者名: Umehara T, Aoki M, Harada A, Watanabe Y, Sato M
  • 雑誌名: J Thorac Oncol 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Case of Resected Plasma Cell Type Castleman’s Disease with Intramediastinal Lymph Nodes Spread (2014)
  • 著者名/発表者名: Aoki M, Otsuka T, Yanagi M, Yokomakura N, Nagata T, Nakamura Y, Sato M.
  • 雑誌名: Annals of Thoracic and Cardiovascular Surgery 巻: 20 号: Supplement ページ: 682-685
  • DOI: 10.5761/atcs.cr.13-00011
  • NAID: 130003396737
  • ISSN: 1341-1098, 2186-1005
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 【胸腔鏡を用いた縦隔疾患の手術適応とその手技】 胸腔鏡のみのアプローチ 重症筋無力症に対する胸腔鏡下拡大胸腺摘出術 (2012)
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 永田俊行, 梅原 正, 鈴木聡一, 原田亜矢, 脇田和博, 大塚綱志, 狩集弘太, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 佐藤雅美
  • 雑誌名: 胸部外科 巻: 65(11) ページ: 960-963
  • 査読あり
• [学会発表] 高齢で胸部圧迫感を機に発見された巨大先天性胸腺嚢胞の１切除例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 青木雅也、永田俊行、梅原正、渡辺有為、大塚綱志、狩集弘太、中村好宏、佐藤雅美
  • 学会等名: 第５５回日本肺癌学会学術集会
  • 発表場所: 京都府、国立京都国際会館
  • 年月日: 2014-11-14 – 2014-11-16
• [学会発表] 有瘻性急性膿胸に対して胸腔内掻破と有茎肋間筋皮弁による1期的手術で根治が得られた1例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 青木雅也、原田亜矢、上村豪、横枕直哉、狩集弘太、渡辺有為、脇田和博、永田俊行、中村好宏、佐藤雅美
  • 学会等名: 第37回日本呼吸器内視鏡学会学術集会
  • 発表場所: 京都府、国立京都国際会館
  • 年月日: 2014-04-14 – 2014-04-15
• [学会発表] A Tumor Excision Case of Castleman Disease in Pulmonary Hilum (2014)
  • 著者名/発表者名: Aoki M, Otsuka T, Wakida K, Umehara T, Harada A, Kamimura G, Watanabe Y. Nagata T, Yokomakura N, Kariatsumari K, Sakasegawa K, Nakamura Y, Sato M
  • 学会等名: 18th WCBIP
  • 発表場所: Japan/Kyoto
  • 年月日: 2014-04-14 – 2014-04-15
• [学会発表] 完全切除肺癌におけるBMP7発現の臨床病理学的意義
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 前田光喜, 大塚綱志, 横枕直哉, 柳 正和, 梅原 正, 鈴木聡一, 原田亜矢, 永田俊行, 狩集弘太, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 夏越祥次, 佐藤雅美
  • 学会等名: 第113回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] 肺癌細胞核におけるリン酸化Smad 1/5/8発現の臨床病理学的意義とBMP7発現との関連性
  • 著者名/発表者名: 青木雅也
  • 学会等名: 第３０回日本呼吸器外科学会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] Expression of BMP-7 in non-small cell lung cancer and its clinical significance
  • 著者名/発表者名: Masaya Aoki, Tsunayuki Otsuka, Naoya Yokomakura, Masakazu Yanagi, Aya Harada, Go Kamimura, Kazuhiro Wakida, Yui Watanabe, Toshiyuki Nagata, Kota Kariatsumari, Yoshihiro Nakamura, Masami Sato
  • 学会等名: 15th World conference on Lung Cancer
  • 発表場所: シドニー（オーストラリア）
• [学会発表] 胸腔内に発生した限局型Castleman病の２手術例
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 原田亜矢, 脇田和博, 永田俊行, 大塚綱志, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 柳 正和, 田畑和宏, 佐藤雅美
  • 学会等名: 第29回日本呼吸器外科学会総会
  • 発表場所: 秋田市
• [学会発表] 肺癌進行におけるBMP-7発現の重要性
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 梅原 正, 鈴木聡一, 原田亜矢, 脇田和博, 渡辺有為, 永田俊行, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 佐藤雅美:
  • 学会等名: 第45回胸部外科学会九州地方会総会
  • 発表場所: 佐世保市
• [学会発表] 肺癌におけるBMP-7発現の臨床病理学的研究
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 梅原 正, 鈴木聡一, 原田亜矢, 渡辺有為, 永田俊行, 大塚綱志, 狩集弘太, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 脇田和博, 横枕直哉, 柳 正和, 夏越祥次, 佐藤雅美
  • 学会等名: 第65回日本胸部外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 福岡市
• [学会発表] 肺癌進行に対するBMP-7の臨床病理学的重要性
  • 著者名/発表者名: 青木雅也, 梅原 正, 鈴木聡一, 原田亜矢, 渡辺有為, 永田俊行, 大塚綱志, 狩集弘太, 酒瀬川浩一, 中村好宏, 脇田和博, 横枕直哉, 柳 正和, 佐藤雅美
  • 学会等名: 第53回日本肺癌学会総会
  • 発表場所: 岡山市