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長寿遺伝子サーチュイン制御による脳腫瘍治療の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 24791513
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 脳神経外科学
研究機関札幌医科大学 (2012, 2014)
京都大学 (2013)

研究代表者

杉野 寿哉  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80596164)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードSIRT1 / グリオーマ / 腫瘍幹細胞 / 脳腫瘍
研究実績の概要

摘出した手術検体からグリオーマ幹様細胞を培養し、さらに細胞移動および浸潤モデルを作成するのに時間を要したため、他の腫瘍においてもSIRT1の発現、機能について検討した。
(1)これまではglioma cell lineを使って研究をしていたが、手術検体から分離、培養したヒトグリオーマ幹様細胞を用い、SIRT1の細胞内局在、細胞移動および浸潤について研究した。分化させたヒトグリオーマ細胞では、C6 glioma細胞と同様、SIRT1が細胞質に発現していた。SIRT1阻害薬で細胞移動が抑制されたため、SIRT1-siRNAをノックダウンすると細胞移動や突起伸展が阻害されることがわかった。この結果からグリオーマ細胞においてSIRT1が細胞移動に関与していることが示唆された。
(2)昨年血管系腫瘍である頭蓋内血管芽腫に対してSIRT1の発現を調べ、血管芽腫でもSIRT1が高頻度に発現していることを見出した。遺伝性疾患であるVHL症例において血管芽腫を高頻度に発症するため、VHL症例とnon-VHL症例で検討したが、現時点ではSIRT1関連分子での差異を明らかにできなかった。
(3)転移しやすい腫瘍であるメラノーマ細胞を用いて細胞浸潤について検討した。メラノーマ細胞では細胞質優位にSIRT1が発現しており、細胞移動に重要な役割をもつlamellipodiaのleading edgeにSIRT1が発現していた。SIRT1阻害薬やSIRT1をノックダウンすると、細胞移動や突起伸展が阻害され、細胞移動刺激でlamellipodiaの伸展が抑制された。SIRT1ノックダウン細胞をマウスに移植し、転移について検討したところ、コントロールに比べ他臓器転移が減少していた。

報告書

(3件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 2012 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] SIRT1 regulates lamellipodium extension and migration of melanoma cells.2014

    • 著者名/発表者名
      Kunimoto R, Jimbow K, Tanimura A, Sato M, Horimoto K, Hayashi T, Hisahara S, Sugino T, Hirobe T, Yamashita T, Horio Y.
    • 雑誌名

      Journal of Investigative Dermatology

      巻: 50 号: 6 ページ: 1038-1046

    • DOI

      10.1038/jid.2014.50

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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