研究課題
若手研究(B)
手術後の痛み(術後痛)の抑制は、医療にとって重要な課題のひとつである。脊髄後角のマイクログリアの活性化は、術後痛に強く関与している可能性があるものの、術後痛を反映する特異的な脊髄マイクログリアのマーカーは判明していない。マイクログリアの活性化を反映する分子生物学的マーカーは複数存在するため、その中より動物モデルを用いて、術後痛の強さを正確に反映するマーカーを同定することを目標に実験を行っている。現在までに予定していた実験の約8割程度が終了したが、完遂できていないため、今後も実験を重ねてゆきたいと考えている。