研究課題
若手研究(B)
子宮頸癌に対する広汎子宮全摘術における、センチネル(=見張り)リンパ節ナビゲーション手術において、色素法単独で外腸骨節・閉鎖節に存在するセンチネルリンパ節の同定に成功し、陰性的中率(センチネルリンパ節に転移がない場合に他のリンパ節にも転移がない確率)は100%であった。また、通常の病理学的検査で転移を認めたリンパ節は、すべてRT-PCR法においても同様に転移の検出が可能であった。病理学的検査のみではその検出が困難である微小転移をRT-PCRで検出することを試みたが、本研究では該当する微小転移を有する症例が存在しなかったため、さらなる症例集積と解析が望まれる。