研究課題
若手研究(B)
【目的】子宮内膜症の新たな血清診断マーカーを探索した。【方法】ELISA法を確立し解析した。免疫組織染色にてPDIK1Lタンパク質の組織発現性を解析した。【結果と考察】血清抗PDIK1L自己抗体価の診断能 (感度 58.1% 、特異度 84.1% ) は既存の血清マーカーであるCA125に対し明らかに優れていた。更に両者を併用することで子宮内膜症診断の感度を73.0% まで上げることが可能であった。免疫組織染色にて解析した結果、子宮内膜症組織でPDIK1Lの発現が強く認められ、子宮内膜症症例の94.7% に発現していた。【結論】子宮内膜症診断の新たな方法として抗PDIK1L自己抗体を見出した。
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