研究概要 |
本研究機関では, 以下の進展が得られた. (1)ミトコンドリアのヘテロプラズミー定量解析のために, whole genome amplification (WGA)-PCR-RFLP-Image Jを用いて, 簡便・迅速かつ安価な診断系を構築した. (2)単一細胞におけるWGA-aCGHによるに染色体異数性解析の結果, 着床前診断の際に発生した生検胚中63%に染色体数的異常が検出される結果を得た. (3)WGAの増幅効率の検討の結果, 変異と連鎖する複数の遺伝子多型を同時解析し, 胚がそれぞれの片親から引き継ぐ遺伝子型の組み合わせ診断(着床前ハプロタイピング)を可能とする効果をもたらした.
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