研究課題
若手研究(B)
喫煙が誘因となる喉頭病変の病態生理解明に向けて,タバコ煙溶液を用いた喫煙モデル動物(ラット)の作製法を確立し,組織や炎症性サイトカインの変化を中心に検証した.喫煙により,粘膜上皮が肥厚し,炎症細胞浸潤の増加・声門部粘膜下組織膠原線維の増生・Ki67陽性細胞や分泌腺の増加を認めた.これらの組織変化は長期禁煙により改善した.また,禁煙後に喉頭腺分泌が一過性に亢進するものの,長期禁煙により改善することが判明した.炎症性サイトカイン(TNF-α,IL-1β,IL-6,CD3e),Fibronectin1,Mucin 5,NGFのRT-PCR法による解析では,組織変化を支持する結果であった.
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