研究課題/領域番号 |
24791770
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
小河 孝夫 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (90549908)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ヘパリン / 上気道 / 気道炎症 / 好酸球性副鼻腔炎 / ラット / 局所療法 / 抗炎症 / 上気道炎症 / へパリン / 凝固因子 / 鼻腔炎症 / ムチン / MUC5AC / 鼻粘膜 |
研究成果の概要 |
ヘパリンは臨床で抗凝固薬として広く使用されているが、多様な作用を有することが知られている。我々は上気道炎症に対するヘパリンの作用を検討した.ラットにおいて、エンドトキシン点鼻による鼻腔炎症や、卵白アルブミンによるアレルギー性鼻腔炎症による鼻腔の杯細胞化生と粘液産生、好中球・好酸球浸潤はヘパリン点鼻投与により抑制された。培養気道上皮細胞を用いた検討では,ヘパリンは,TNF-α刺激や好酸球性細胞の作用による気道上皮細胞からの炎症性サイトカインやムチン分泌を抑制した。好酸球性副鼻腔炎などの難治性上気道炎症に対する新たな治療手段として抗凝固因子であるヘパリンを利用した局所療法の有効性が期待できる.
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