研究課題
若手研究(B)
内耳発生後期のPax3遺伝子変異マウス胚において、神経上皮細胞と神経堤細胞は血管条中間細胞予定領域に遊走するにも関わらず、ラセン靭帯予定領域の縮小が認められた。ラセン靭帯予定領域にCx26の発現は認められたが、減弱していた。また、ラセン靭帯分化誘導因子Tbx18陽性細胞も、ラセン靭帯予定領域に存在するが、減少していた。これらの結果成果から、ラセン靭帯の成熟には胎生期の転写因子Pax3の発現が関与し、血管条中間細胞からのシグナルが必要である可能性が示唆された。
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