研究課題
若手研究(B)
遺伝性網膜変性に対する抗酸化療法については基礎研究レベルでは多数の候補物質が報告されている。最近グルタチオンペルオキシダーゼ4(Gpx4)が視細胞にとって必須の抗酸化酵素である事が見出されたため、本研究ではGpx4の遺伝性網膜変性への関与について検討した。その結果、遺伝性網膜変性モデルマウスにおいて、Gpx4が網膜変性の進行に関与する知見を得た。Gpx4は遺伝性網膜変性疾患における進行抑制治療のターゲット候補となる可能性が示唆された。