研究課題
若手研究(B)
先天性白内障は遺伝学的異質性が高く、原因遺伝子の同定が難しい。本研究では精神遅滞を伴う先天性白内障家系をもとにエキソーム解析を用いて原因遺伝子の同定を目指した。エキソーム解析を用い候補遺伝子の絞り込みを行い、最終的にMAF遺伝子を同定した。MAF遺伝子変異による先天性白内障では、白内障症状の他に小角膜や虹彩コロボーマの合併や、家族間の表現型に差異があることより、本遺伝子の表現型の一端が明らかになった。また、本疾患のように遺伝学的異質性の高い疾患ではその原因遺伝子解析に全エキソーム解析の有用性が示された。
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