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脈絡膜新生血管の方向性制御に関する基礎的メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 24791852
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 眼科学
研究機関大阪大学

研究代表者

鈴木 三保子  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (40611166)

研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード脈絡膜新生血管 / 酸化リン脂質 / マクロファージ
研究概要

平成24年度12月までに、脈絡膜新生血管力酸化リン脂質+マクロファージに誘導されるかについて検討した。まずは、in vivoで、酸化リン脂質(濃度脚のみを2国マウスの網膜下に注入し、1ヶ月後脈絡膜新生血管が発症することを確認した(10眼中8眼;80%)。コントロール(リン脂質:濃度50μl/ml)の注入ではみられなかった。次にマクロファージの網膜下注入にあたり、酸化リン脂質をマクロファージに暴露させることによりVEGFの発現がみられるのか、Ml型マクロファージになるのかM2型マクロファージになるのかをin vitroで検討した。酸化リン脂質の濃度50μl/mlと30μl/ml、コントロールとしてリン脂質50μl/mlと30μl/mlをマウスマクロファージ(RAW264.7)に暴露したところ、酸化リン脂質の両濃度ともにコントロールと比較して有意にVEGF発現量は多かった。酸化リン脂質(濃度50μl/ml)あるいはコントロールを暴露したマウスマクロファージにおけるiNOSとarginaseの発現を検討したところ、酸化リン脂質を暴露したグループでは、有意にiNosの発現量が多く、酸化リン脂質の暴露を受けたマウスマクロファージは、M1型を示すと考えられた。上記のin vivoで酸化リン脂質により誘導した脈絡膜新生血管病巣に集債するマクロファージは、M1型を多く含んでおり、酸化リン脂質によりM1型マクロファージが誘導されることにより、脈絡膜新生血管が発症する可能性が考えられた。加齢黄斑変性動物モデル(低照度青色光照射マウス)では、マクロファージがVEGFを発現し、また網膜視細胞外節を貪食することが電子顕微鏡レベルで認めているが網膜視外節に含まれるリン脂質の酸化が関連することを強く示唆するものであると考える。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Chronic photo-oxidative stress and subsequent MCP-1 activation as causative factors for age-related macular degeneration.2012

    • 著者名/発表者名
      Mihoko Suzuki
    • 雑誌名

      Journal Cell of Science

      巻: 125 ページ: 2407-2015

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Chronic Photooxidative Stress And Subsequent Mcp-1 Activation As Causative Factors For Age-related Macular Degeneration2012

    • 著者名/発表者名
      Mihoko Suzuki
    • 学会等名
      The Association for Research in Vision and Ophthalmology
    • 発表場所
      USA
    • 年月日
      2012-05-07
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [図書] メディカルオフサルモロジー(眼薬物療法)/加齢黄斑変性2012

    • 著者名/発表者名
      鈴木三保子
    • 出版者
      中山書店
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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