角膜接着能評価による再発性角膜上皮びらん治療薬の検索

• 研究課題/領域番号: 24791857
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 眼科学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 山田 直之 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70437630)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 眼薬理学 / 角膜

研究概要

我々は，本研究を通じて，実験動物（ラット）を用いた角膜上皮接着能の評価モデルを構築できた。糖尿病動物群と対照群について角膜上皮接着能を測定したところ，糖尿病動物群で24.9±13.4g、対照動物群で33.2±18.9gとなり、糖尿病動物群は対照動物群より低い傾向にあったが，有意差は認められなかった。本実験手技の精度向上が得られれば，in vivoにおける角膜上皮接着能の定量的評価が行えるようになると思われる。また，本系を用いることが，角膜上皮接着能を向上させる点眼薬，すなわち角膜上皮創傷治癒促進薬の開発・スクリーニングにおける評価機構として有用になるものと思われる。

研究成果

• [雑誌論文] Spontaneous healing of corneal perforation after temporary discontinuation of erlotinib treatment (2014)
  • 著者名/発表者名: Morishige N, Hatabe N, Morita Y, Yamada N, Kimura K, Sonoda KH
  • 雑誌名: Case Reports in Ophthalmology 巻: 5(1) ページ: 6-10
  • 査読あり
• [雑誌論文] Persistence of structural changes at the anterior cornea in bullous keratopathy patients after endothelial keratoplasty (2013)
  • 著者名/発表者名: Morishige N, Yamada N, Morita Y, Kimura K, Sonoda KH
  • 雑誌名: PLOS ONE 巻: 8 号: 9 ページ: e74279-e74279
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0074279
  • NAID: 120005623384
  • 査読あり
• [雑誌論文] 角膜ジストロフィ. 眼科ケア (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 雑誌名: 目の解剖と病気 巻: 0(2013年冬期増刊) ページ: 96-101
  • 査読あり
• [雑誌論文] 円錐角膜. 眼科ケア (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 雑誌名: 目の解剖と病気 巻: 0(2013年冬期増刊) ページ: 92-95
  • 査読あり
• [雑誌論文] Persistence of structural changes at the anterior cornea in bullous keratopathy patients after endothelial keratoplasty. (2013)
  • 著者名/発表者名: Morishige N, Yamada N, Morita Y, Kimura K, Sonoda KH
  • 雑誌名: PLOS ONE 巻: 8
  • NAID: 120005623384
  • 査読あり
• [雑誌論文] 角膜ジストロフィ (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 雑誌名: 眼科ケア 目の解剖と病気 巻: - ページ: 96-101
  • 査読あり
• [雑誌論文] 円錐角膜 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 雑誌名: 眼科ケア 目の解剖と病気 巻: - ページ: 92-95
  • 査読あり
• [雑誌論文] Open Clinical Study of Eye Drops Containing the Fibronectin-Derived Peptide PHSRN for Treatment of Persistent Corneal Epithelial Defects (2012)
  • 著者名/発表者名: Yamada N, Morishige N, Yanai R, Morita Y, Kimura K, Chikama T, Nomizu M, Sonoda KH, Nishida T
  • 雑誌名: Cornea 巻: 31(12) ページ: 1408-1413
  • 査読あり
• [雑誌論文] Abnormalities of Stromal Structure in the Bullous Keratopathy Cornea Identified by Second Harmonic Generation Imaging Microscopy (2012)
  • 著者名/発表者名: Morishige N, Yamada N, Zhang X, Morita Y, Yamada N , Kimura K, Takahara A, Sonoda KH
  • 雑誌名: Investigative Ophthalmology & Vis ual Science 巻: 53(8) ページ: 4998-5003
  • 査読あり
• [雑誌論文] Open Clinical Study of Eye Drops Containing the Fibronectin-Derived Peptide PHSRN for Treatment of Persistent Corneal Epithelial Defects. (2012)
  • 著者名/発表者名: Yamada N, Morishige N, Yanai R, Morita Y, Kimura K, Chikama T, Nomizu M, Sonoda KH, Nishida T
  • 雑誌名: Cornea 巻: 31 ページ: 1408-1413
  • 査読あり
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチド PHSRN 点眼で治癒した角膜穿孔の一例.角膜カンファランス 2014 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子, 森重 直行, 園田 康平
  • 学会等名: 第38回日本角膜学会総会 第30回日本角膜移植学会
  • 発表場所: 沖縄県(沖縄コンベンションセンター)
  • 年月日: 2014-01-30
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチド PHSRN 点眼で加療した角膜穿孔の 1例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子, 森重 直行, 木村 和博, 園田 康平
  • 学会等名: 六大学合同眼科研究会
  • 発表場所: (九州大学), 福岡県
  • 年月日: 2013-09-28
• [学会発表] 角膜ジストロフィ その臨床所見と遺伝子所見の相関 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第3回 UAC霧島眼科研讚会
  • 発表場所: 宮崎県(宮田眼科病院)
  • 年月日: 2013-09-22
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチド PHSRN 点眼が著効した角膜穿孔の一例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子, 森重 直行, 木村 和博, 園田 康平
  • 学会等名: 第17回眼創傷治癒研究会
  • 発表場所: 広島県(グランドプリンスホテル広島)
  • 年月日: 2013-08-31
• [学会発表] 角膜移植後に発症したサイトメガロウイルス角膜内皮炎 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 日本眼科学会総会
  • 発表場所: 東京都 (東京国際フォーラム)
  • 年月日: 2013-04-05
• [学会発表] 難治性モーレン腫瘍に対するチューブシャント手術併用強角膜移植 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第7回西日本オキュラーサーフェスクラブ
  • 発表場所: 福岡県(ホテル日航福岡)
  • 年月日: 2013-04-01
• [学会発表] 角膜移植後に発症したサイトメガロウイルス角膜内皮炎 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第12回高次統合感覚器医療研究会
  • 発表場所: 山口県(山口大学)
  • 年月日: 2013-03-05
• [学会発表] レシピエント角膜に残存した病巣にボリコナゾールが著効したカンジダ角膜炎の一例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子, 森重 直行, 園田 康平
  • 学会等名: 角膜カンファランス2013
  • 発表場所: 和歌山県(白浜町立総合体育館)
  • 年月日: 2013-02-15
• [学会発表] 治療方針の決定に前眼部 OCTが役立ったカンジダ角膜炎の一例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子, 森重 直行, 園田 康平
  • 学会等名: 第66回日本臨床眼科学会
  • 発表場所: 京都府(京都国際会館)
  • 年月日: 2012-10-27
• [学会発表] 1.「角膜ジストロフィの臨床所見と遺伝子所見」 2.「神経麻痺性角膜症に対する新しい点眼薬FGLM-NH2+SSSR」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第209回高知大学眼科研究会
  • 発表場所: 高知県 (高知大学)
  • 年月日: 2012-10-03
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチドPHSRN点眼で治癒した角膜穿孔の一例
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子，森重 直行，園田 康平
  • 学会等名: 角膜カンファランス2014 第38回日本角膜学会総会 第30回日本角膜移植学会
  • 発表場所: 沖縄県（沖縄コンベンションセンター）
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチドPHSRN点眼で加療した角膜穿孔の1例
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子，森重 直行，木村 和博，園田 康平
  • 学会等名: 六大学合同眼科研究会
  • 発表場所: 福岡県（九州大学）
• [学会発表] 角膜ジストロフィ その臨床所見と遺伝子所見の相関
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第3回UAC霧島眼科研讚会
  • 発表場所: 宮崎県（宮田眼科病院）
  • 招待講演
• [学会発表] フィブロネクチン由来ペプチドPHSRN点眼が著効した角膜穿孔の一例
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子，森重 直行，木村 和博，園田 康平
  • 学会等名: 第17回眼創傷治癒研究会
  • 発表場所: 広島県（グランドプリンスホテル広島）
• [学会発表] 角膜穿孔眼のマネージメント
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第1回レディースドライアイシンポジウム
  • 発表場所: 山口県（ANAクラウンプラザホテル宇部）
  • 招待講演
• [学会発表] 難治性モーレン腫瘍に対するチューブシャント手術併用強角膜移植
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第7回西日本オキュラーサーフェスクラブ2013
  • 発表場所: 福岡県（ホテル日航福岡）
• [学会発表] 1.「角膜ジストロフィの臨床所見と遺伝子所見」 2.「神経麻痺性角膜症に対する新しい点眼薬FGLM-NH2+SSSR」
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第209回高知大学眼科研究会
  • 発表場所: 高知大学医学部臨床第1講義棟(高知県)
  • 招待講演
• [学会発表] 治療方針の決定に前眼部OCTが役立ったカンジダ角膜炎の一例
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子，森重 直行，園田 康平
  • 学会等名: 第66回日本臨床眼科学会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府)
• [学会発表] レシピエント角膜に残存した病巣にボリコナゾールが著効したカンジダ角膜炎の一例
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 守田 裕希子，森重 直行，園田 康平
  • 学会等名: 角膜カンファランス2013
  • 発表場所: 白浜町立総合体育館(和歌山県)
• [学会発表] 角膜移植後に発症したサイトメガロウイルス角膜内皮炎
  • 著者名/発表者名: 山田 直之
  • 学会等名: 第12回高次統合感覚器医療研究会
  • 発表場所: 山口大学医学部霜仁会館(山口県)
• [図書] 結膜炎. 臨床フロンティア 風邪症候群と関連疾患-そのすべてを知ろう (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 園田 康平
  • 総ページ数: 304
  • 出版者: 中山書店
• [図書] レルギー性結膜炎. 免疫・アレルギー疾患イラストレイテッド (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 園田 康平
  • 総ページ数: 359
  • 出版者: 羊土社
• [図書] 臨床フロンティア 風邪症候群と関連疾患―そのすべてを知ろう (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 園田 康平
  • 総ページ数: 304
  • 出版者: 中山書店
• [図書] 免疫・アレルギー疾患イラストレイテッド (2013)
  • 著者名/発表者名: 山田 直之, 園田 康平
  • 総ページ数: 359
  • 出版者: 羊土社