研究課題
若手研究(B)
線維芽細胞増殖因子(bFGF)の瘢痕治療への有用性を検討することを目標に、線維芽細胞への影響評価を中心に研究を行った。線維芽細胞が性質の異なる不均一な集団であることを考慮し、瘢痕形成への関与が異なる線維芽細胞のサブグループをそれぞれ採取し、マイクロアレイやリアルタイムPCRを用いてbFGFの影響を評価した。bFGFは、瘢痕への関与が強い深層線維芽細胞に特徴的な遺伝子の発現を下げ、瘢痕への関与が弱い浅層線維芽細胞に特徴的な遺伝子の発現を上げた。既知のメカニズムとは異なる方面から、bFGFの瘢痕抑制効果が示唆された。
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