動脈硬化を伴う敗血症の病態と治療法の確立；プロスタグランジンＤ合成酵素の動態

• 研究課題/領域番号: 24791935
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 救急医学
• 研究機関: 滋賀医科大学
• 研究代表者: 山根 哲信 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50464194)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 敗血症 / プロスタグランジンD合成酵素 / L-PGDS / 血液浄化法 / PDF / リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素

研究概要

ICUに入院となった重症患者より血中L-PGDS濃度を測定し、敗血症群および非敗血症群に分けて比較したところ、敗血症群で有意に上昇していることが分かった。血中L-PGDS濃度と有意に相関を示したのは、急性期DICスコア、SIRS項目数、クレアチニン、乳酸値、Dダイマー、Log IL-6、Log IL-10であった。また、重症敗血症症例に血液浄化療法を施行した場合、血中L-PGDS濃度は治療前後で有意に低下したが、CHDF、PDF法の治療法の違いによる低下率の差は認めなかった。今回の研究では血液浄化療法を施行した症例が少なかったため、今後症例を増やしてさらなる検討が必要であると考えられた。

研究成果

• [学会発表] 敗血症性 DIC の治療の変遷と成績 (2014)
  • 著者名/発表者名: 辻田靖之, 橋本賢吾, 浜本徹, 山根哲信, 高橋完, 今宿康彦, 松浪薫, 田畑貴久, 松村一弘, 江口豊
  • 学会等名: 第41回日本集中治療医学会学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 敗血症性DICの治療の変遷と成績 (2014)
  • 著者名/発表者名: 辻田靖之、橋本賢吾、浜本徹、山根哲信、高橋完、今宿康彦、松浪薫、田畑貴久、松村一弘、江口豊
  • 学会等名: 第41回日本集中治療医学会学術集会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 重症敗血症性肝障害における持続緩徐式 Plasma Filtration with Dialysis (cPDF)の効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 江口豊, 今宿康彦, 橋本賢吾, 岸本卓磨, 山根哲信, 浜本徹, 田畑貴久, 辻田靖之
  • 学会等名: 第34回日本アフェレシス学会学術大会
  • 発表場所: 長野
• [学会発表] Streptococcal toxic shock- like syndrome による多臓器不全に持続緩除式 Plasma Filtration with Dialysis (PDF)が有効であった一例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋本賢吾, 白井昌江, 加藤威, 藤本徳毅, 牛塲彩, 岸本卓磨, 大内政嗣, 今宿康彦, 山根哲信, 浜本徹, 藤野和典, 田畑貴久, 松下美季子, 辻田靖之, 松村一弘, 田中俊宏, 江口豊
  • 学会等名: 第24回日本急性血液浄化学会学術集会
  • 発表場所: 北海道
• [学会発表] Ｓｔｒeptococcal ｔｏｘｉｃ ｓｈｏｃｋ-ｌｉｋｅ ｓｙｎｄｒｏｍｅによる多臓器不全に持続緩除式Ｐｌａｓｍａ Ｆｉｌｔｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ Ｄｉａlysis（ＰＤＦ）が有効であった一例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋本賢吾、白井昌江、加藤威、藤本徳毅、牛塲彩、岸本卓磨、大内政嗣、今宿康彦、山根哲信、浜本徹、藤野和典、田畑貴久、松下美季子、辻田靖之、松村一弘、田中俊宏、江口豊
  • 学会等名: 第24回日本急性血液浄化学会学術集会
  • 発表場所: 北海道
• [学会発表] 重症敗血症性肝障害における持続緩徐式Ｐｌａｓｍａ Ｆｉｌｔｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ Ｄｉａlysis（cPDF）の効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 江口豊、今宿康彦、橋本賢吾、岸本卓磨、山根哲信、浜本徹、田畑貴久、辻田靖之
  • 学会等名: 第34回日本アフェレシス学会学術大会
  • 発表場所: 長野