新規ｉｎ ｓｉｔｕバイオフィルムモデルにおけるエピガロカテキンガレートの影響

• 研究課題/領域番号: 24792020
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 保存治療系歯学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 朝日 陽子 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (50456943)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: バイオフィルム / エピガロカテキンガレート / in situバイオフィルムモデル / 歯肉縁上バイオフィルム / Porphyromonas gingivalis / in situ device

研究概要

複数菌種から成るデンタルバイオフィルムを再現するin situバイオフィルムモデルを新規に作製し，形成されたデンタルバイオフィルムの経時的な変化を検討した。バイオフィルム形成後，細菌数は24時間まで対数増殖を示し，その後，4日まで緩やかな増加を示した。また，抗菌作用を有するエピガロカテキンガレート（EGCg）が，口腔細菌のバイオフィルムに及ぼす影響の検索を行った。その結果，EGCgがバイオフィルムの抑制および形成阻害効果を有することが明らかとなったが，その作用機序は異なるものであると示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Effects of the tea catechin epigallocatechin gallate on Porphyromonas gingivalis biofilms (2014)
  • 著者名/発表者名: Asahi Y. et al.
  • 雑誌名: Jouranl of Applied Microbiology 巻: 116 号: 5 ページ: 1164-1171
  • DOI: 10.1111/jam.12458
  • 査読あり
• [雑誌論文] Porphyromonas gingivalis biofilms persist after chlorhexidine treatment (2013)
  • 著者名/発表者名: Yamaguchi M, Noiri Y, Kuboniwa M, Yamamoto R, Asahi Y, Maezono H, Hayashi M, Ebisu S
  • 雑誌名: Eur J Oral Sci 巻: Vol.121 号: 3pt1 ページ: 162-8
  • DOI: 10.1111/eos.12050
  • 査読あり
• [雑誌論文] The sinR ortholog PGN_0088 encodes a transcriptional regulator that inhibits polysaccharide synthesis in Porphyromonas gingivalis ATCC 33277 biofilms (2013)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto R, Noiri Y, Yamaguchi M, Asahi Y, Maezono H, Kuboniwa M, Hayashi M, Ebisu S
  • 雑誌名: PLoS One 巻: Vol.8, No.2 号: 2 ページ: e56017-e56017
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0056017
  • 査読あり
• [雑誌論文] う蝕象牙質除去後の残存細菌にEr : YAG レーザーが与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 高橋雄介, 吉岡靖介, 朝日陽子, 永山智崇, 野杁由一郎, 林 美加子
  • 雑誌名: 日歯保存誌 巻: 56(1) ページ: 1-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] Porphyromonas gingivalisのPGN_0088 遺伝子の役割解析-バイオフィルム形成とマクロライド系抗生物質の抗バイオフィルム作用についてー (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本れいこ, 野杁由一郎, 山口幹代, 朝日陽子, 前薗葉月, 呉本勝隆, 林美加子, 恵比須繁之
  • 雑誌名: Bacterial Adherence & Biofilm 巻: 26 ページ: 65-71
• [学会発表] デンタルバイオフィルム形成に関するin situ 解析 ~微細形態学的観察~ (2013)
  • 著者名/発表者名: 朝日陽子, 栗木菜々子, 三浦治郎, 町博之, 野杁由一郎, 林 美加子, 恵比須繁之
  • 学会等名: 第139回日本歯科保存学会秋季学術大会
  • 発表場所: 秋田市
  • 年月日: 2013-10-18
• [学会発表] デンタルバイオフィルム形成に関する in situ 解析 ~定量的3 次元的検索~ (2013)
  • 著者名/発表者名: 栗木菜々子, 朝日 陽子, 永井真澄, 町博之, 野杁 由一郎, 林美加子, 恵比須繁之
  • 学会等名: 第139回日本歯科保存学会秋季学術大会
  • 発表場所: 秋田市
  • 年月日: 2013-10-18
• [学会発表] Porphyromonas gingivalisの PGN_0088 遺伝子はバイオフィルム形成に関与する (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本 れいこ, 野杁 由一郎, 山口 幹代, 朝日 陽子, 前薗 葉月, 林 美加子, 恵比須 繁之
  • 学会等名: 第139回日本歯科保存学会秋季学術大会
  • 発表場所: 秋田市
  • 年月日: 2013-10-18
• [学会発表] Effects of sub-MIC green tea catechin on Porphyromonas gingivalis biofilm (2013)
  • 著者名/発表者名: Asahi Y, Noiri Y, Maezono H, Yamaguchi M, Sakiyama R, Hayashi M, Ebisu S
  • 学会等名: 91th General Session & Exhibition of the IADR
  • 発表場所: Seattle, USA
  • 年月日: 2013-03-22
• [学会発表] デンタルバイオフィルム形成に関するin situ解析 ～微細形態学的観察～ (2013)
  • 著者名/発表者名: 朝日陽子, 栗木菜々子, 三浦治郎, 町 博之, 野杁由一郎,林 美加子，恵比須繁之
  • 学会等名: 第139回日本歯科保存学会秋季学術大会
  • 発表場所: 秋田県総合生活文化会館
• [学会発表] Azithromycin alters protein expressions in Porphyromonas gingivalis biofilm-detached cells (2012)
  • 著者名/発表者名: Maezono H, Noiri Y, Asahi Y, Yamaguchi M, Yamamoto R, Hayashi M, Ebisu S
  • 学会等名: 60th JADR
  • 発表場所: 新潟市
  • 年月日: 2012-12-15
• [学会発表] クオラムセンシング関連物質と抗菌剤の併用がFusobacterium nucleatum のバイオフィルム形成に及ぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 朝日陽子, 野杁由一郎, 五十嵐 潤, 前薗葉月, 山口幹代, 山本れいこ, 林 美加子, 恵比須繁之
  • 学会等名: バイオフィルムと複合系研究会
  • 発表場所: 土浦市
  • 年月日: 2012-10-13
• [学会発表] Porphyromonas gingivalis の PGN_0088 遺伝子の役割解析ー バイオフィルム形成とマクロライド系抗生物質の抗バイオフィルム作用についてー (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本 れいこ, 野杁 由一郎, 山口 幹代, 朝日 陽子, 前薗 葉月, 呉本 勝隆, 林美加子, 恵比須 繁之
  • 学会等名: 第26回Bacterial Adherence & Biofilm
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2012-07-13
• [学会発表] 軟化象牙質除去後の残存細菌に対して Er : YAG レーザーが与える影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉岡 靖介, 野杁 由一郎, 高橋 雄介, 薮根 敏晃, 朝日 陽子, 永山 智崇, 古谷 優, 栗本 絵里子, 北川 蘭奈, 武田 侑子, 大嶋 淳, 山本 由美子, 住岡 龍一, 永井 真澄, 板東 秀典, 林 美加子
  • 学会等名: 第136回日本歯科保存学会
  • 発表場所: 宜野湾市
  • 年月日: 2012-06-29
• [学会発表] Effects of sub-MIC green tea catechin on Porphyromonas gingivalis biofilm.
  • 著者名/発表者名: Asahi Y, Noiri Y, Maezono H, Yamaguchi M, Sakiyama R, Hayashi M, Ebisu S.
  • 学会等名: 91th General Session & Exhibition of the IADR
  • 発表場所: アメリカ、シアトル
• [学会発表] クオラムセンシング関連物質と抗菌剤の併用がFusobacterium nucleatumのバイオフィルム形成に及ぼす影響
  • 著者名/発表者名: 朝日陽子、野杁由一郎、五十嵐 潤、前薗葉月、山口幹代、山本れいこ、林 美加子、恵比須繁之
  • 学会等名: バイオフィルムと複合系研究会
  • 発表場所: 土浦市