研究課題
若手研究(B)
将来の臨床的な骨吸収対策確立の端緒とするため、研究代表者が先に確立したラットインプラント咬合モデルを用いて、インプラントに加わる咬合力によって起こる骨吸収のメカニズムに関与する蛋白質を検索することを目的とした。咬合力を付与するために用いたインプラント上部構造は2種類あり、カンチレバータイプではインプラント周囲の骨吸収が活発となり、オッセオインテグレーションの崩壊に繋がった。一方、咬合面が円形タイプのものでは骨吸収はほとんど観察されなかった。異なる咬合力を付与した場合、インプラント周囲骨では組織学的に異なる所見を観察することができ、さらに咬合力に特異的ないくつかの蛋白質を同定することができた。
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The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants
巻: Volume: 28, Issue: 1 号: 1 ページ: 109-116
10.11607/jomi.2388