研究成果の概要 |
日常生活環境下において生じるクレンチングと心理特性の関係について検討した.被験者は歯科学生,および関係者16名(女性7名,男性9名,平均年齢28.2±4.3歳).携帯型筋電計を用いて,日常生活環境下における食事を含む連続5時間の側頭筋筋活動記録を行った.これよりクレンチングを筋電図学的に判定し,クレンチング群と非クレンチング群に分類した.また同時期に心理テスト(MAS,SDS,CMI)を行い,クレンチング群と非クレンチング群の心理特性を比較した. 日中のクレンチングは,不安傾向と関連があることが示された.また,クレンチング群の総筋活動量は,非クレンチング群に比べ3.2倍大きいことがわかった.
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