研究成果の概要 |
本研究では表面にフッ酸処理を加えたCe-TZP/Aが骨芽細胞に及ぼす影響を検討した.Ce-TZP/Aの基板にそれぞれ機械研磨,4%,55%フッ酸処理を加え,各試料片の表面を電子顕微鏡で観察し,表面粗さを測定した.また,MC3T3-E1細胞を各試料片上で3,24時間培養し, 接着細胞数のカウントおよび,3時間後の細胞骨格分子を蛍光二重染色し,共焦点レーザー顕微鏡で観察した.また,播種7日後にALP染色で, 骨芽細胞の分化への影響を調べた.セリア安定化ジルコニアはフッ酸処理によるナノ構造を有する表面形状によって, 骨芽細胞の初期応答に効果的な影響を与えることが示唆された.
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