新規歯科矯正用マイクロインプラントシステムの開発

• 研究課題/領域番号: 24792155
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 歯科医用工学・再生歯学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 谷本 安浩 日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (40312045)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: アンカースクリュー / 歯科矯正 / 生体吸収性材料 / リン酸カルシウム / 有限要素法 / 歯科矯正用アンカースクリュー / 数値解析 / 機械的性質 / ポリグリコール酸 / チタン

研究成果の概要

本研究の目的は新規な歯科矯正アンカースクリューシステムを開発することであった。まず引抜試験および数値解析の両面からアンカースクリューシステムの破壊メカニズムを明らかにした。またアンカースクリューへの応用を目的としたポリ乳酸（PGA）／ハイドロキシアパタイト（HA）コンポジット体の機械的および生物学的性質の評価を行った。さらにはPGA/HAコンポジット製アンカースクリューの有限要素法を用いた最適構造設計を行った。結果として、PGA/HAコンポジットを用いた新規アンカースクリューシステムの有用性が示された。

研究成果

• [雑誌論文] Color stability of laboratory glass-fiber-reinforced plastics for esthetic orthodontic wires (2015)
  • 著者名/発表者名: Toshihiro Inami, Yasuhiro Tanimoto, Naomi Minami, Masaru Yamaguchi, Kazutaka Kasai
  • 雑誌名: Korean Journal of Orthodontics 巻: 45(3)
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Preparation, mechanical and in vitro properties of glass fiber-reinforced polycarbonate composites for orthodontic application (2015)
  • 著者名/発表者名: Yasuhiro Tanimoto, Toshihiro Inami, Masaru Yamaguchi, Norihiro Nishiyama, Kazutaka Kasai
  • 雑誌名: Journal of Biomedical Materials Research Part B: Applied Biomaterials 巻: In press
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Surface topography, hardness, and frictional properties of GFRP for esthetic orthodontic wires (2015)
  • 著者名/発表者名: Inami T., Tanimoto Y., Yamaguchi M., Shibata Y., Nishiyama N., Kasai K.
  • 雑誌名: Journal of Biomedical Materials Research Part B: Applied Biomaterials 巻: 103 号: 1 ページ: 88-95
  • DOI: 10.1002/jbm.b.33372
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Morphology and In Vitro Behavior of Electrospun Fibrous Poly(D,L-lactic acid) for Biomedical Applications. (2013)
  • 著者名/発表者名: Inami T., Tanimoto Y., Ueda M., Shibata Y., Hirayama S., Yamaguchi M., and Kasai K.
  • 雑誌名: Advances in Materials Science and Engineering 巻: 140643 ページ: 1-6
  • DOI: 10.1155/2013/140643
  • 査読あり
• [雑誌論文] <b>Effects of Indentation Load on the Mechanical Behavior of Orthodontic Wire Alloys by Dynamic Micro-Indentation Method </b> (2013)
  • 著者名/発表者名: Mariko Nagai, Yasuhiro Tanimoto, Toshihiro Inami, Masaru Yamaguchi, Norihiro Nishiyama, Kazutaka Kasai
  • 雑誌名: ＩＪＯＭＳ 巻: 12 号: 1 ページ: 41-48
  • DOI: 10.5466/ijoms.12.41
  • NAID: 130003375198
  • ISSN: 1347-9733, 2185-4254
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mini-implants in the anchorage armamentarium: new paradigms in the orthodontics (2012)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yamaguchi, Toshihiro Inami, Ko Ito, Kazutaka Kasai, Yasuhiro Tanimoto
  • 雑誌名: International Journal of Biomaterials 巻: 2012(394121) ページ: 1-8
  • DOI: 10.1155/2012/394121
  • 査読あり
• [学会発表] 歯科矯正用アンカースクリューの構造特性及び脱離メカニズムに関する研究 (2014)
  • 著者名/発表者名: 加藤勇輝、荻原知良、青木義男、谷本安浩
  • 学会等名: 第58回日本大学理工学部学術講演会
  • 発表場所: 日本大学理工学部駿河台校舎（東京都千代田区）
  • 年月日: 2014-12-06
• [学会発表] 「基礎研究から見える未来」 メタルフリー素材の矯正歯科領域への応用 (2014)
  • 著者名/発表者名: 谷本安浩
  • 学会等名: 第73回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2014-10-20 – 2014-10-22
  • 招待講演
• [学会発表] 歯科矯正用アンカースクリューへの応用を目的としたPGA/HAコンポジット体の生物学的評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 八尾恵梨子、山口大、谷本安浩、高橋桃子、葛西一貴
  • 学会等名: 第64回日本歯科理工学会学術講演会
  • 発表場所: アステールプラザ（広島県広島市）
  • 年月日: 2014-10-04 – 2014-10-05
• [学会発表] 歯科矯正用アンカースクリューへの応用を目的としたPGA/HAコンポジット体の機械的評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋桃子、山口大、谷本安浩、八尾恵梨子、葛西一貴
  • 学会等名: 第64回日本歯科理工学会学術講演会
  • 発表場所: アステールプラザ（広島県広島市）
  • 年月日: 2014-10-04 – 2014-10-05
• [学会発表] アンカースクリューへの応用を目的とした生体吸収性ポリマーの生物学的評価
  • 著者名/発表者名: 高橋桃子，山口大，谷本安浩，井波俊博，八尾恵梨子，葛西一貴
  • 学会等名: 第72回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: キッセイ文化ホール・松本市総合体育館（長野県松本市）
• [学会発表] 歯列矯正用アンカースクリューの最適形状に関する基礎研究
  • 著者名/発表者名: 田中孝哲，加藤勇輝，青木義男，田畑昭久，谷本安浩
  • 学会等名: 日本機械学会第24回バイオフロンティア講演会
  • 発表場所: 同志社大学室町キャンパス（京都府京都市）
• [学会発表] PGAを用いた歯科矯正用アンカースクリューの開発
  • 著者名/発表者名: 谷本安浩，高橋桃子，山口大，八尾恵梨子，西山典宏，葛西一貴
  • 学会等名: 第35回日本バイオマテリアル学会大会
  • 発表場所: タワーホール船堀（東京都江戸川区）