研究課題
若手研究(B)
マウスの上顎骨へFGF-2を投与することにより生じる骨再生の至適条件を検索した。ゼラチンハイドロゲルを用いて20μgのFGF-2を徐放することで良好な骨再生が得られた。組織学的な解析からは、少量ながら骨膜性の皮質骨添加が確認された。また、FGF-2は骨膜に含まれるFGF受容体を発現している骨芽細胞を増殖させ、骨基質産生を促し、結果として既存骨への骨添加が生じると考えられ、一連の骨再生現象が4週間で終息することから、反復投与による相加的な再生効果が得られる可能性が示唆された。そのため、さらなる解析が望まれる。
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新潟歯学会誌
巻: 42巻 ページ: 27-36