研究課題
若手研究(B)
口腔癌に対する放射線治療に伴う口内炎は、疼痛、経口摂取困難、治療中断等を引き起こし治療効果の低下につながる重篤な合併症である。しかし現在のところ有効な治療法は存在しない。そこで新たな治療法の開発のため、以前の研究にて有効性が示された幹細胞由来培養上清による口内炎予防効果について検討した。まずラットに放射線を照射し口内炎を作成後、培養上清を投与しその治療効果を検討した。その結果、明らかな粘膜炎治療効果を認めることができなかった。次に他の炎症性疾患を有する動物モデルによる炎症性サイトカインの発現を検討した結果抑制効果を認めた。今後さらに培養上清による口内炎治療効果について検討が必要と考える。
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Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology
巻: 25 号: 3 ページ: 276-287
10.1016/j.ajoms.2012.10.002