研究課題
若手研究(B)
徐放担体であるゼラチンは、血漿増量剤、外科用材料、薬物添加剤などとしての長い臨床実績を持ち、生体安全性が十分に裏付けされている。PRPは血小板を高濃度に凝縮した血漿である。今回の研究では、全自動血液分離装置を用いるメリットとして、①滅菌された閉鎖系ディスポーザブルキットを使用することで、血液サンプルの汚染や感染のリスクを低減することができる。②全自動で行うため、手技の関係なく一定のPRP濃縮率が得られることが確認できた。全自動血液分離装置で作成したPRPは、増殖因子もマニュアルでの作成とほぼ同様の徐放効果が得られることが期待できた。