研究課題
若手研究(B)
相同組み換え(HR)修復あるいは非相同組み換え修復の抑制による温熱殺細胞効果の影響を検討した。Ku80欠損細胞は親株細胞と同程度であったが、BRCA2変異型細胞は親株細胞より温熱に高い殺細胞効果を認めた。ヒト舌癌細胞でもBRCA2のsiRNAで処理したものがcontrolより温熱で殺細胞効果を認め、アポトーシス頻度も増強した。親株細胞では、温熱でG2/M arrestが認められたが、BRCA2変異型細胞では認められなかった。また、BRCA2変異型細胞は親株細胞より温熱処理後のγH2AX消失遅延が生じた。HRを抑制することで、頭頸部領域の癌細胞でも温熱殺細胞効果が向上することが示唆された。
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