研究課題
若手研究(B)
構音期間の1つである舌が小児の構音発達にどのように関連しているのか検討した。被験者は健常、器質的障害、機能性障害患児とした。被験音は/asa//asha/とした。分析はパワースペクトルのピーク値を算出し、ピーク値の比較を行うことで音響学的特徴を検討した。健常小児の/s//sh/の音響学的ピーク値と、口唇口蓋裂、舌小体強直症患者を含む機能性構音障害患者と比較したところ、共にピーク値は低く、聴覚印象でも音のひずみがみられた。機能性構音障害患者に関しては、構音動態が多様であったため、今後も検討が必要だが、今回は健常小児と同様の音響学的ピーク、もしくはわずかに低いピーク値がみられる傾向があった。
すべて 2013 2012
すべて 学会発表 (5件)