研究課題/領域番号 |
24792323
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田内 拓史 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (00598394)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Periostin / 歯根膜細胞 |
研究概要 |
1.培養歯根膜細胞を用いたPDL-POSTN受容体の同定と機能解析 マウス歯根膜細胞株MPDL22にPDL-POSTN発現ベクターを遺伝子導入することで、PDL-POSTN高発現MPDL22細胞株を樹立した。同細胞株を石灰化誘導培地にて長期培養する際に、抗-Integrin aV抗体を添加したところ、PDL-POSTNにより促進される歯根膜細胞の硬組織形成細胞への分化が抑制されることを見出されたことから、歯根膜細胞においてPDL-POSTNの受容体としてIntegrin aVが機能していることが示唆された。 2.PDL-POSTNとIntegrin aVとの分子間相互作用 FLAGにて標識したリコンビナントPDL-POSTNとIntegrin aVb3とを試験管内で反応させた。次に、抗FLAGビーズにて免疫沈降し、沈降物をSDS-PAGEにて展開、抗Integrin aV抗体にてWestern Blot解析したところ、Integrin aVb3が検出された。以上の結果から、PDL-POSTNとIntegrin aVb3は、分子間結合することが明らかとなった。 3.PDL-POSTNによる細胞内シグナル伝達解析 リコンビナントPDL-POSTNを固相化した培養プレートにて、歯根膜細胞を培養することで、歯根膜細胞をPDL-POSTNにて刺激した。刺激後、10分単位で細胞を回収し、Integrin aVb3の下流シグナルに関わる抗体にてWestern blot解析したところ、Erk1/2のリン酸化が誘導されていることが明らかとなった。
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