研究課題/領域番号 |
24792355
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田峰 謙一 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (60543486)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 老年歯科学 / 摂食嚥下 |
研究概要 |
近年、脳血管障害や神経疾患を有する患者が増加し、このような患者における咀嚼・嚥下障害は、ADLとQOLを低下させることから、治療およびリハビリテーションにおける重要な課題となっている。安全な食事を行うには、患者個々の咀嚼・嚥下能力に適した食事形態を選択・提供されることが望ましい。市場には数多くの介護職が存在しそれらの有するテクスチャーは、高齢者や咀嚼・嚥下障害患者の機能に配慮したものでなければならない。 本研究ではテクスチャーが嚥下時の舌圧に及ぼす影響を定量的に評価することが目的であり、期間中には予備実験を踏まえて以下の内容について遂行した。 まず、嚥下動態を評価するにあたり、付着性・凝集性・硬さの異なる6種類の試料を食品会社より提供をうけた。嚥下時の舌運動評価に関してはニッタ社製スワロースキャンを用い、それぞれの試料嚥下時における舌の運動量を舌の負荷・運動時間・運動量の面から定量的に評価した。さらに咽頭通過の際の評価には鼻咽喉ファイバースコープ(OLYMPUS ENF TYPE P4)を用いることで咽頭通過時の食塊の動態を視覚的に評価した。両者の計測は ADInstruments社の PowerLab 2/26を用いて時系列上で一致させた状態で行い、ソフトウェアLabChart上で処理を行った。 これにより口腔内での舌の動きと咽頭部の映像を同時にパーソナルコンピュータで計測・記録しデータを収集している段階である。 当初の予定では24年度中に10名の被験者の計測が完了している予定であったが、内視鏡洗浄消毒システムの納期が遅れるなどの影響から研究の遂行度はやや遅れている。
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