研究課題
若手研究(B)
歯周病と動脈硬化の関係に性差があると予想され、その性差に炎症関連物質が関与していると考えられる。本研究は、炎症関連物質として多価不飽和脂肪酸(PUFA)と高感度C-Reactive Protein(hsCRP) を測定し、歯周組織の状態とPUFA量、hsCRPの関係に性差が認められるか分析を行った。平成20年度久山町研究における歯科健診受診者451人を分析対象とした。多母集団分析の結果、60歳以上の女性では、歯周病とhsCRPの関係、歯周病とn-3系PUFA量の関係は有意に認められたが、男性では両者の関係とも有意でなかった。よって、女性のほうが、歯周病と炎症状態の関係が強いことが示唆された。
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J Clin Periodontol
巻: 40 ページ: 743-52
巻: 40 号: 8 ページ: 743-752
10.1111/jcpe.12119