研究課題
若手研究(B)
本研究では,摂食嚥下障害の既往のない超高齢者を対象として,トロミ付加による水分の粘性増加が二相性食物(固形物と液体)咀嚼中の食物の送り込み,嚥下惹起や嚥下前後の呼吸パタンに与える影響を検討した。被験者が被験食品を摂取したときの食物の咽頭流入を経鼻内視鏡にて記録し,咽頭での食物の動態を観察した。呼吸リズムはプレスチモグラフにて記録した。その結果,健常高齢者では,二相性食物の粘性にかかわらず,咀嚼中の嚥下惹起は有意に延長していた。一方,粘性が低い場合,呼吸パタンが変化していた。以上の結果より,高齢者では呼吸の予備力低下とともに咀嚼嚥下と呼吸パタンとの協調性が低下していることが示唆された。
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