研究課題/領域番号 |
24792446
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
橋本 晴美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20404923)
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連携研究者 |
神田 清子 群馬大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (40134291)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 呼吸困難感 / がん / 尺度 / 測定 / 尺度開発 / 呼吸困難 / がん患者 / スケール |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、がん患者の呼吸困難感による影響を包括的に測定するための尺度を作成することである。呼吸困難を抱える治療期進行肺がん患者の体験を明らかにした先行研究およびその他の呼吸困難感に関連する先行研究、既存尺度、がん患者の呼吸困難感の概念分析結果等のレビューから抽出した内容を基にアイテムプールを作成し、スーパーバイズやプレテストによる尺度項目案の検討過程を経て原案となる暫定版尺度を作成した。がんやがん治療により発生した呼吸困難症状を経験したことのあるがん患者を対象に暫定版尺度を用いた本調査を実施し、尺度の項目分析および探索的因子分析により尺度構造について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回開発した尺度は、呼吸困難感による苦痛の程度とQOLへの影響の程度を包括的に評価することが可能である。このため、支援の必要性があるにもかかわらずその苦痛の存在自体が潜在化しやすい特徴をもつ治療期のがん患者の呼吸困難感の他者評価や表在化を可能にすることが期待でき、患者のもつ支援ニーズを明確化することができる。また、簡易に評価できる本尺度は、評価にかかる患者への負担を最小限にできるとともに限られた環境・時間下での外来診療の場においても評価を可能にすることが期待できる。さらに、がん患者の呼吸困難感の症状看護の介入効果の検証研究における評価指標としても活用が期待できる。
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