本研究は、下咽頭がん術後の摂食嚥下機能を容易にアセスメントできるツールとして、術式から摂食嚥下障害の状況を特定するまでのアセスメントのプロセスを可視化するアルゴリズムを開発することを目的として実施した。 頭頸部外科関連の書籍・文献等を精選して下咽頭がんの術式から摂食嚥下障害の状況をナビゲートするアルゴリズム案を作成した。研究参加の同意の得られた頭頸部外科領域の臨床経験を有する摂食嚥下障害看護認定看護師24名がその内容妥当性を評価し、その結果をもとにアルゴリズム案を修正し、確定した。今後は、確定したアルゴリズム案の臨床での実施可能性を検証する予定である。
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