• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

退院直後の精神疾患患者への精神科外来における再発予防支援の構築

研究課題

研究課題/領域番号 24792607
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関久留米大学

研究代表者

松島 亜希子  久留米大学, 医学部, 助教 (20586838)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード精神科外来看護 / 精神疾患患者 / 精神科外来 / 再発予防
研究実績の概要

今年度は,本研究の予備調査として実施した「精神疾患患者の主介護者の語りのパターンと患者に対する感情との関連」について学会発表を行った。
主介護者の語りのパターンを対応分析を用い分類したところ,4パターンに分類できた。地域重視パターンは地域で周囲の支援を受けながらやる方針だが,他家族からの情緒的支援は少なく,肯定的感情は中程度だった。自己責任パターンは初回入院患者の主介護者が多く,介護を自分の問題として受け止め,自力で介護をしていく方針で肯定的感情は最も高かった。前向きパターンは再入院患者の主介護者が多く,他家族から情緒的な支援を受け,回復の希望を持っており肯定的感情は中程度だった。悲観パターンは患者との関係に困難を感じ,他家族からの情緒的支援も少なく,懸念や苦悩にとらわれ,肯定的感情は最も低かった。よってパターンに応じた支援の重要性が示唆された。
また,精神科病棟に初回入院のうつ病患者が、退院後の生活で抱く困難点を明らかにし,精神科外来における再発予防に向けた支援を検討することを目的で昨年度実施したインタビュー調査の結果をM-GTAを用い分析した。
研究協力者は,入院中から退院後にかけ,波長が合った援助を受け,気軽に行ける場を獲得するなど周囲からの【支えを自覚】していた。退院後は,やれることだけを見極め行動し,他者とうまく距離を取り,自ら気持ちを発するなど入院中に習得した【対処行動を活用】していた。そのような中,過去の自分が出来ていたことを取り戻すことで安堵したり、過去の自分と比べ出来ないことで自信を失うなど【過去との対比】を行うことで自身の状態を評価し,揺らいでいた。また,医療者に遠慮し,表出しても分かってもらえないという不満足感から【支援の不十分さ】を感じる者もいた。そして、調子の悪い波をキャッチし,不透明な先行きを懸念するなど【不安】を増強させていた。

報告書

(4件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 2012 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 精神疾患患者の主介護者の語りのパターンと患者に対する感情との関連2015

    • 著者名/発表者名
      松島亜希子
    • 学会等名
      日本精神保健学会第25回学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2015-06-28
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 精神疾患患者の主介護者の語りのパターンと患者に対する感情との関連2015

    • 著者名/発表者名
      松島亜希子
    • 学会等名
      日本精神保健看護学会第25回学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2015-06-28
    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi