研究課題/領域番号 |
24800019
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床腫瘍学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川上 正敬 東京大学, 医学部附属病院, その他 (90438648)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肺癌 / 分子標的治療 / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
我々は本研究を開始するにあたり、予備実験で、定量PCRにより非受容体型チロシンキナーゼであるFPS/FES Related Tyrosine Kinase(FER)が約1割の肺癌症例で過剰発現していることを明らかにし、またマウス繊維芽細胞でFERを強制発現させ癌化能を確認し、さらにFERが過剰発現した肺癌細胞株NCI-H661細胞でsiRNAによりFERをノックダウンするとアポトーシスが誘導されることを示していた。この結果をもとに、肺癌におけるFERの治療標的としての確立を目指して、本年度は、肺癌臨床検体でのFER過剰発現スクリーニング法の確立、及び、in vivoでの検討のための肺胞上皮特異的なFER強制発現トランスジェニックマウスの作成を行った。 まず肺癌臨床検体でのFER過剰発現検出として、免疫染色法によるスクリーニング法の確立を目指した。過去の文献から、使用する抗体として数種類を用い結果を比較したが、最終的にLS Bio社の抗FER抗体(LS-B3467)が最適な染色結果を示した。この抗体を用いた免疫染色の結果をその染色の程度から3段階でスコア化したところ、定量PCRによる結果とほとんど一致することが確認できた。さらに、臨床背景を解析したところ、FERの過剰発現例ではそうでない症例に比べ、肺癌手術後の無増悪期間及び全生存期間が有意に短く、予後不良であることを見出した。 肺胞上皮特異的FER過剰発現トランスジェニックマウスの作成については、まず肺胞上皮特異的であるSPCプロモーターの下流にFERをサブクローニングしたSPCプロモーター誘導性のFER発現プラスミドベクターを作成した。これをマウス胚に導入し、バッククロスにより得たF1マウスについて、臓器ごとにFER遺伝子の発現を解析したところ、FERの肺特異的な発現を確認でき、目的トランスジェニックマウスの作成に成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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