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新たなセントラルシナプスのシナプスオーガナイザーの同定

研究課題

研究課題/領域番号 24800024
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関東京工業大学

研究代表者

鈴木 崇之  東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (60612760)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2013年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードシナプス可塑性
研究概要

人間の知性の源である脳の動作原理を知るためには、ニューロンがシナプス接続をする相手のニューロンをどのように見つけて認識するのか、ニューロンのどの部分に必要数のシナプスが空間的に配置されるのかという、ニューロン間の結合の特異性(wiring specificity)のメカニズムを知ることが重要である。中枢神経の微小なシナプスを可視化することはこれまで困難であったが、ショウジョウバエの神経のシナプスを特異的に標識する形質転換体が作製され、共焦点顕微鏡レベルで視神経軸索上の中枢シナプスを可視化できることが分かった。このツールを用いて、シナプスの可塑性に関する知見が特に広がったので、ここに報告したい。
まず、シナプスのマーカーが長時間の光刺激の後、拡散することが分かっていたが、これを電子顕微鏡で観察することが出来た。すると、前シナプスの構造であるTバーの幅が広くなっていることが分かった。これはシナプスの強さをより強くする方向に可塑的に変化したかと思われる。
また、可塑性を制御するシグナルの下流に微小管構成因子、微小管結合タンパク、キネシンなどが存在することが分かった。このことは、シナプスの可塑性がどのような分子メカニズムで起こっているのかを理解するのに一歩近づいたと言える。
さらに、カドヘリンの一種であるNCadをノックアウトすると、可塑性が起こらないことがわかった。カドヘリンがシナプス可塑性に関与していることはある程度知られていたが、ここまではっきりとした構造的変化に関与していることは知られていなかった。今後、この分子メカニズムに迫りたい。
最後に、あらたなシナプスオーガナイザーの同定を目的としたスクリーニングをセットアップしたので、これからペースを上げてスクリーニングに力を注ぎたいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
理由

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Activity-dependent synaptic remodeling in the Drosophila photoreceptor neurons2013

    • 著者名/発表者名
      鈴木崇之
    • 学会等名
      CSHL meeting on Synapse: From molecules to circuits and behavior
    • 発表場所
      Cold spring harbour laboratories (USA)
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] Activity-dependent synaptic remodeling in the Drosophila photoreceptor neurons

    • 著者名/発表者名
      鈴木崇之
    • 学会等名
      ショウジョウバエ研究会JDRC10
    • 発表場所
      慈恵医科大学(東京都)
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] Activity-dependent central synapse remodeling in the Drosophila photoreceptor neurons

    • 著者名/発表者名
      鈴木崇之
    • 学会等名
      分子生物学会
    • 発表場所
      マリンメッセ(福岡県)
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [備考] 鈴木崇之研究室

    • URL

      http://www.suzukit.bio.titech.ac.jp/japanese/

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2012-11-27   更新日: 2019-07-29  

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