骨粗鬆症予防に資する海草由来成分の生体機能解析

• 研究課題/領域番号: 24800026
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 東京海洋大学
• 研究代表者: 西本 壮吾 東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 准教授 (70392066)
• 研究期間 (年度): 2012-08-31 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 生理活性 / 海藻 / 骨粗鬆症 / 細胞

研究概要

テングサメタノール抽出物（GME）に破骨細胞分化抑制作用が認められた。作用機序を明らかにするため、破骨細胞分化において重要な役割を担う遺伝子の発現を検討した。GMEを添加培養した破骨細胞前駆細胞はNFATc1およびJNK遺伝子の発現量の減少が見られたが、NF-κBの遺伝子発現には影響を及ぼさなかった。
以上の結果から、RANKを介したシグナル伝達において、GMEは破骨細胞前駆細胞のTRAF6の下流に作用し、JNK経路に影響を与えると考えられた。JNKの発現低下はNFATc1の発現低下を導き、成熟破骨細胞への分化が抑制した可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] A novel sphingosine with osteoclast-forming suppressing activity, from the edible mushroom Grifola gargal (2013)
  • 著者名/発表者名: Choi J-H, Yoshida M, Suzuki T, Harada E, Kawade M, Yazawa K, Nishimoto S, Hirai H, and Kawagishi H
  • 雑誌名: Tetrahedron 巻: 69 ページ: 8609-8611
  • NAID: 120005342112
  • 査読あり
• [雑誌論文] Suppressive effects of the leaf of Terminalia catappa L. on osteoclast differentiation in vitro and bone weight loss in vivo (2012)
  • 著者名/発表者名: Koyama T, Nakajima C, Nishimoto S, Takami M, Woo J-T, and Yazawa K
  • 雑誌名: Journal of Nutrition Science Vitaminology 巻: 58 ページ: 129-135
  • NAID: 130002103030
  • 査読あり