研究課題/領域番号 |
24800028
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知覚情報処理・知能ロボティクス
|
研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
木谷 俊介 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 研究員 (70635367)
|
研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 周波数選択性 / 選択的聴取 / マスキング閾値 / 聴覚フィルタ |
研究概要 |
選択的聴取下における聴覚フィルタバンクの構築を行うために、昨年度は二つの事項を目標に研究を行った。一つ目は同側耳におけるマスキング閾値の測定実験、二つ目は、この実験から得られたマスキング閾値データを説明できる聴覚フィルタ関数のプロトタイプの構築であった。昨年度は、これら二つの目標を達成することができた。 心理物理実験によって選択的聴取を反映した環境で同側耳におけるマスキング閾値データを測定し、そこで得られたマスキング閾値データを基に聴覚フィルタ形状の推定を行った。心理物理実験の結果から、選択的聴取下では聴覚フィルタ形状が局所的に変化し、選択的聴取の影響を反映した聴覚フィルタ関数は、従来の聴覚フィルタ関数として用いられてきたdouble-roex フィルタを改良することによって実現できることを示した。この結果から、選択的聴取下での聴覚フィルタ形状は、フィルタが先鋭化することを明らかにすることができた。 昨年度はこれらに加え、選択的聴取下における聴覚フィルタの先鋭化が、先端部のゲインが増大するために起こるのか、先端部周辺のゲインが減衰するために起こるのかを明らかにするために、選択的聴取下における心理物的同調曲線の測定を行った。その結果、選択的聴取下では、聴覚フィルタの先端部周辺のゲインが減衰することによって先鋭化が生じていることを明らかにすることができた。 上記の昨年度の研究結果から、double-roex フィルタをフィルタ先端部の局所的な変化を表現できるように適切に改良した関数を用いて、先端部周辺のゲインを減衰させることによって、選択的聴取下における聴覚フィルタバンクを構築できることを示すことができた。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|