研究課題
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本申請課題では、ケミカルバイオロジーの手法を用いて破骨細胞分化抑制化合物を同定し、その作用機序を解明することで、破骨細胞の分化機構を明らかにすることを目的とした。当研究室では、TPh Aが破骨細胞分化抑制活性を示すことを見いだしているため、50種類のTPh A誘導体からより強力な破骨細胞分化抑制化合物を探索した。その結果、最も強い活性をもつ化合物としてSUK-39を見いだした。さらにSUK-39は破骨細胞の融合に必須なDC-STAMPとその転写因子c-fosの遺伝子発現を顕著に抑制した。以上のことから、SUK-39は破骨細胞融合機構の解明に貢献するバイオプローブとなりうることが期待される。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (12件)
Oncology Letters
巻: 7 ページ: 631-634
FEBS Letters
巻: 587
巻: 587 号: 22 ページ: 3656-3660
10.1016/j.febslet.2013.09.017