研究課題/領域番号 |
24820007
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松浦 和也 東京大学, 人文社会系研究科, 助教 (30633466)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 哲学 / 科学史 / ギリシア哲学 / 西洋古典学 / アリストテレス / ソクラテス以前 / 物体 / 運動 / 哲学史 / ギリシア / 古代原子論 |
研究概要 |
アリストテレスの自然哲学には四元素説や質料形相論に還元されない物体観、たとえば「2つ以上の物体は同じところに存在しない」や「感覚的物体は分割可能である」が混在していること、これら物体観をギリシア自然哲学の多くが共有していたことを確認した。また、ギリシア自然哲学の展開は物体の分割性にまつわる問題の発見と解決案の提示によって織りなされた、という発展史的整理が示唆された。それらの問題を概説的に言えば、物体を分割しても残る素材的原理は何か、その原理はいかなる特性を持つか、その原理から物体が生成する規則はどのようなものか、そして原理から物体に熱や色などの諸性質はどのように発生するか、という問いである。
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