研究課題/領域番号 |
24820026
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 熊本学園大学 (2013) 神戸大学 (2012) |
研究代表者 |
小笠原 淳 熊本学園大学, 外国語学部, 講師 (70634137)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 台湾文学 / 中国文学 / 比較文学 / モダニズム |
研究概要 |
一九四〇年代から九〇年代に至る台湾におけるモダニズム文学の生成を、五〇年代の『文學雜誌』と『現代文學』の精読を通して明らかにした。夏濟安によって台湾にもたらされたモダニズムの系譜を再考し、夏と中国の現代詩人卞之琳との交友関係を繙いて、『文學雜誌』に見られるモダニズム詩への傾倒が、中国の現代派詩人と密接に関係していることを明らかにした。 『現代文學』の影響を受けた作家舞鶴を考察する過程で、日本統治期台湾の作家坂口れい子に注目し、彼女の「蕃地」をめぐる創作テーマ及び台湾作家との接触について調査研究を進め、坂口が台湾作家のみならず霧社事件の生存者とも接触していた事実を新資料によって明らかにした。
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